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陶片クッキー®
Tohen Cookie®
現代美術作家(ペインター)の近藤佳那子が考案した、陶片(陶器の破片)を模したクッキーです。陶器における釉薬と絵付けの工程をそのままアイシングで表現しています。クッキーの焼成、アイシングの調色、アイシング(釉薬下地塗り・絵付け)まで全てを手作業で行っています。白地にコバルト色で染付する瀬戸染付を中心に様々な陶器の表現を展開し、食べることができる作品/絵画作品として制作しています。
陶片クッキー®はArt Space & Cafe Barrackの登録商標です。
Tohen Cookie® is a registered trademark of Art Space & Cafe Barrack.
瀬戸市と陶片
瀬戸市は1000年以上に渡ってやきものの生産を続けてきた「六古窯*」のひとつです。現在も市内には多くの職人・陶芸家たちが住み、路地を歩いていると古いやきもののカケラが見つかったりします。時代もバラバラ、釉薬や模様もさまざまな陶器のカケラに込められた手仕事の集積には、瀬戸で代々受け継がれてきた職人たちの技術や歴史が込められています。
陶片クッキーの考案者である近藤は焼き物の街「瀬戸」に住み、多くの陶芸作家たちと交流しながら絵画制作をしています。ペインターとして自らが培ってきた絵を描く技術と、焼き物への想いを込めて、アイシングクッキー「陶片クッキー」を発案しました。
美術館の学芸員さんに、近代美術史の中でその前後を追うことが出来ない画家が突然現れることがある、と聞いたことがあります。そしてそういう画家を調べていくと、普段は絵付師として活躍した人だったりするそうです。このように、かつて絵付師と画家は時にクロスオーバーしながら作品を創る存在でもありました。美術と工芸、絵画とデザイン、職人とアーティスト、その境界の曖昧さの中に自由で美しいものを生み出そうとする豊かさを感じ、共感しました。(近藤佳那子)
ペインターとしての観察眼と技術により、本物の陶器のような質感を再現しています。「陶片」という、部分的にしか絵柄が分からないものだからこそ、元の形や絵柄を想像しながら、食べられる作品として鑑賞し味わって頂ければと思います。
販売実績
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2024年4月~現在大阪市立東洋陶磁美術館内 café KITONARI
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2024年4月~現在Art Space & Cafe Barrack
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2016年展覧会「秋の小旅行」(愛知県瀬戸市)